『ウルトラマンマックス』

2005.10.15

『ウルトラマンマックス』第16話「わたしはだあれ?」

 突如、記憶がどんどん欠落していく都民。どうやら記憶を吸収している生物が潜伏しているらしい。そして、ダッシュ本部前に出現する、宇宙化け猫タマ。迎撃に出るダッシュ一同であるが、操縦の方法を忘れるわ攻撃方法を忘れるわ変身の仕方を忘れるわの大混乱に。遂に登場したウルトラマンマックスでさえも、戦い方どころか自分の名前すら忘れている始末…

 て事で、本作屈指のギャグ編。平成シリーズに限って言えば、これだけ本気でギャグ話を出してきたのは『ウルトラマンダイナ』以来であろうか。『ガイア』の「怪獣身代金」も面白かったけど。記憶を吸収されてる、と言う分析が入るものの、どう考えてもそれ以上のダメージを受けている様に描写されていて(みんな、完全にバカになって行く(^_^;))、猫にマタタビ、なんてネタを絡ませてるんかな?とかも思ったが、そんな説明一切無し。この宇宙化け猫たち(三体登場する)が地球に来た理由も一切説明無し。ただその能力を駆使して、話を馬鹿な方向へ持って行ってると言う、素晴らしいシナリオだった。下手に理由とか付けられたり、侵略目的が語られたりしたら、この場合は興ざめであろう。

続きを読む "『ウルトラマンマックス』第16話「わたしはだあれ?」"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.10.01

『ウルトラマンマックス』第14話「恋するキングジョー」

 前回の「ゼットンの娘」と合わせて、初期ウルトラの強敵怪獣を使用した、上原正三脚本の下町二部作。てな感じでしたが。うわー、なんてギャルゲーみたいなくすぐったさがあるエピソードなんだ。とかも思いましたが。

 一番声を上げて言いたいのがコレ。

 第14話のミニチュアセット、最高!(笑)

 こーゆーのを待ってたんだよ、あきらかにミニチュアに見えててもいいから作り込まれたセット、そして意味もなく戦闘エリアを横切る電車!!(笑)すんばらしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.07.02

『ウルトラマンマックス』第1話「ウルトラマンマックス誕生!」

 うわ!地デジで録画したら文字放送用字幕出っぱなしだった!(^_^;)と言う、個人的ミスでスタートしたウルトラの最新作。まぁ、HV放送なのに左右トリム状態で第壱話録画しちゃった響鬼さんよりはマシなスタートであるか。なかなか面倒だなぁデジタル(←言いがかり)

 さておき。原点回帰と言う、行き詰まった円谷が掲げるお得意の方針を背に受けて、国産テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来となるM78星雲人が活躍する最新作として登場したマックス。初回の監督が金子修介と聞いて、期待した人も多いだろうし嫌な顔した人も多かろう事かと。ちなみに私は後者だ(^_^;) ただ、原点回帰で企画進行中に、M78星雲人に戻すだの初代ウルトラマンのイメージに近づけるだのと設定面で貢献したのが、何を隠そう 初代以降はセブンと言えども思い入れのない金子監督その人らしいので、そういう方面では有難いかな、とか思ったり。個人的には、怪獣ものを作りたいなら参考にすべきはセブンじゃない、とか思ってるんですが、どうも新作作られる度にスタッフが目指しちゃってるのはセブン、てなあたりに、いい加減ウンザリだったのよね(^_^;) なんか、もういっそタロウ目指してくれ!とか言いたい私だが、ある意味タロウって目指そうにも目指せない境地の作品なので、やっぱ初代が妥当でありましょうよ。全ての基本があそこにあるんだから。

続きを読む "『ウルトラマンマックス』第1話「ウルトラマンマックス誕生!」"

| | コメント (1) | トラックバック (0)