東宝マーク話が止まらない
…予告篇作ろうと言うスイッチは切ったんだがー。更に脇のスイッチが入ったー(^_^;)。
昨日、東宝スコープマークには大きく分けて2種類あって、切り替え時期は昭和35年末くらいだろう、なんて書いたんですが、正確にどのあたりなのか、調べてみたくなった(^_^;)。
そもそも、私は漠然と、昭和36年で切り替え、とか思い込んでいた訳で、ところがガス人間は後期型じゃんと気が付き、意見を微調整しただけなので(^_^;)。
よし。可能な限り検証。手持ちの作品で判明すると良いのだがー。
まずは、昭和35年12月25日公開の『サラリーマン忠臣蔵』からー。遡ってみる。
後期型ですね。ちなみに後期型と初期型の見分けは、「東宝株式会社」の文字の大きさと、横文字の形、特に「P」に注目すると解ります。
とりあえず上記の通り、12月公開作品は間違いなく後期型。では、ちょっと遡って…
10月30日公開の『独立愚連隊西へ』。これもきっちり後期型です。
8月28日公開『墨東綺譚』、予告篇の場合。後期型。ちなみに東京映画制作なので「東宝株式会社配給」となってますが、この違いはカウントしません。
…でも、配給付くか付かないかで、この部分の書体が微妙に違うのね(^_^;)
7月31日公開『大学の山賊たち』。…後期型。困った、このあたりならもう初期型だろうと思っていたのに(^_^;)。手持ちだけだと、このあと4月まで遡っちゃうよ(^_^;)。
4月26日公開『太平洋の嵐』。初期型でした。
…とりあえず、夏頃には後期型にマイナーチェンジしていた事は判ったけども、もうちょい絞り込みたかったよ(^_^;)
誰か『接吻泥棒』とか持ってないかな(^_^;)
ついでに。スコープマークからノーマルマークへの切り替わり時期。
昭和40年1月3日公開『侍』の段階ではスコープです。このあと、豊田四郎の『波影』とかもスコープ。『東京オリンピック』もスコープだったよなぁ。『怪談』ってどうだったっけ(^_^;)
とりあえず、そのあたりの作品を経て、4月24日公開、黒澤明の『赤ひげ』まで来る訳ですが…
…うわ、DVD、スコープマークじゃねぇよ(^_^;)。こんなの証拠にならねぇ(^_^;)。えーと、劇場で観た時はきっちりスコープだった筈なんだよねー。
仕方ないので予告篇冒頭で確認を……って、予告篇には東宝マークすらついて無い(^_^;)
これこれ。音楽録音風景が入るのよね予告篇に(^_^;)。これ見る限り、少なくともこの作品までは東宝スコープマークであると言っても良いのではないかしらー。
で。5月29日に公開の『日本一のゴマすり男』では、既にこうなってる訳です。
ちと素材が悪いけども。昔のビデオソフトが、シネスコ版を謳いながらもいかに左右トリミングされてたかの証明でもあるなぁ(^_^;)
ま、それはさておき、5月末にはノーマルにチェンジ。正確な時期を追求するには、『赤ひげ』と『ゴマすり』の間、5月16日に公開された『最後の審判』と『風来忍法帖』を確認出来れば、ほぼ断定出来るんではないかと思う訳ですが。ええ、手元に無いし観たこと無い(^_^;)。故に追求はここまでなのです。
どなたか、作品確認出来る人あればお願いしたいところだ(^_^;)
てな感じで。うん。楽しいよ(笑)
ぶっちゃけ、現存する全東宝作品の東宝マークを網羅した画集とか、東宝マークしか収録してないDVDとか出たら、買ってしまうね(笑)多分。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント