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2004.12.26

『魔法少女リリカルなのは』第13話「なまえをよんで」

 終わりました。結局、アクション的にクライマックスだったのは前回で、最終話はその後始末、てな感じで。日常へ帰るなのは、身柄を時空管理局に拘束され裁きを待つ身のフェイト、果たして二人の関係はどうなるのでしょう?てのが、最大の見せ場。

 ま、当然ながら、この二人のヒロインには別れが待ち受けている訳ですが。フェイトは、ほぼ間違いなく無罪になるだろうとは言え、裁判の為に時空管理局本局へと旅立たねばならないし、なのはは所詮小学三年生の子供であるからして家にただいまをしなければいけない。ええ、まぁそれはアタリマエだし予想の範囲内でありましたが、なんと言いますか。旅立つ前の別れのシーンがね、結構良かったんですよ。結局、成り行きで戦って、そして最後には共闘したけれど、本当に友達になったのはこの瞬間、て感じで。特殊な出会い方をして、そもそもが別次元の人間同士と言う特殊な関係だったけれど、結局友達になるのは戦闘中に分かり合うとか感覚が同調するとか色トレスになるとか顔の中に波飛沫があがるとかそんな事が決定打では無くて、本当に些細な、日常的な事。正直、「友達になりたい…けど、どうすればいいの?」の問いに、なのはが「もう友達だよ」なんて言い出したら、それはそれでつまんないなぁ(^_^;)とか思いながら観ていたんだけど。ああ、ここでそうなのか、と。最終話だけ、サブタイトルパターン「〜なの」を崩してきた訳は、ソレか、と。そんなに驚くことでは無いんだけど(^_^;)、あくまで話し合いを望んでいたなのはらしい、良い答えだったな、と。フェイト登場以後ではようやくなのはが主導権握ったシーンだった事もあって(^_^;)気持ち良い終わり方でした。リボンの交換も好感だ(^_^;)

 しかし、落とし所がこうなると、やはりユーノ君との出会いやら、魔法少女になった事やら魔力が高いじゃん!てな事とか、そんな部分が全て前座に見えちゃうな(^_^;) あの初回だったら、最終回の別れの主役は、なのはとユーノ君であるか、なのはと魔法であるか、てな感じだと思ったんだけど。フェイトが全てさらっていって完、てな感じ。おそるべしフェイト。

 そんなこんなで。まぁ、決して手放しで褒められる作品では無かったし、そもそもギャルアニメ苦手な人には向いてない作品だと断言出来ますが(^_^;)、個人的には今秋期、もっとも楽しみに観ていた作品の一本でした。その証拠に、結構高いレートでDVD保存してますよ(笑)(いやまぁ、他の作品とエンコ時期をずらす為の処置、てのも影響してんだけど)

 特記事項。

 このアニメ、最近の作品には珍しく、1本が25分40秒もある。まぁ、OPが103秒、EDが104秒と、通常長くても90秒なのを共に10秒強もオーバーしていたり、ついでにアバンタイトルが40秒付いてるから、実質本編は21分てな所なんだけど、OPやEDや予告ひっくるめて22分程度と言う作品も多い昨今、余裕があっていいなぁ、とか思ったり。ほら、今秋期は時間の都合で歌を無理矢理フェイドアウトしてテレビサイズ作ってるのが目立っていたから。東鳩Rとかはその最たる例。なのはのOPが15秒カットされたら、そりゃつまんないだろうなぁ…やりようはあるけど。あ、OPと言えば、DVDにはノンテロップOP収録か…欲しいなぁ、ノンテロップ(^_^;)

 余談。

 エンコ作業の一環で、最終話の音声データをムービーから書き出してたんすよ、ネットとか他の作業しながら、BGMにはipodのランダム再生垂れ流しながら。そしたら、ラストシーンあたりからエンドロールの部分で、ipodから流れてきたのが『さよなら銀河鉄道999』の主題歌。いやー、そのシンクロ具合に、ちょっと泣いたよ俺(^_^;)、激しく「別れ」を演出してくれる名曲だからなぁ。ただ問題は、こんな歌だと「私は青春のげんえー」とか言いながら去りそうでフェイトとなのはは二度と再会出来なくなる事請け合い。

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