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2004.06.23

『美鳥の日々』第11、12話

 この所、もう空き容量がピンチなHDDレコを助けるべく、久々に何本か映画観て、そいつの記事を登録しよかとか思ったけど、6月21日分の記事があんまし早く流れてしまうのも困るので、小出しにする所存。そしてそのまま忘れ去られる予定(それはダメ!)

 て事で、とりあえず最終回近い『美鳥の日々』のみ、本日取り扱い。

 で…アニメの感想は二週溜めちゃったんだけど、展開的には予想通りと言うか。原作読んでた事もあって、これと言った新鮮味も感じられず、静かな気持ちで最終回を迎えてしまうかな、てな感じ。…だった(^_^;)。意外にも最終回前に来て、綾瀬が沢村にマジ告白を敢行。綾瀬の気持ちは沢村に伝わらず有耶無耶の内にテレビは終了、なんて思いこんでいたのね俺(^_^;)。実際、今やってるエピソードって原作ではまだ序盤だと記憶してるので、有耶無耶にしとけばアニメ第二シリーズだってOKだろ?てなもんで。でも、敢えて綾瀬を脱落させるって事は、あと1話で本気に風呂敷畳む覚悟だったのね、と。こうなってくると第何話だったか(^_^;)、綾瀬モーレツアタック篇は必要エピソードだったって結論になるかなぁ(^_^;)

 本作の様に、お祭り騒ぎ的日々が延々と繰り返されて熟成して行くような作品は、それに終止符を打つ様な事象を投入する事によって盛り上がるもので。で、その事象を回避してまた日常(実は異常(^_^;))に戻り、また波が来て…と言う事をも繰り返して作品を持続して行くのがパターンと言えばパターン。そして最後の波には、切り札的なものをを投入して、本当のクライマックスを盛り上げて作品を締めくくると。『美鳥の日々』の場合、その切り札は綾瀬以外に考えられず、綾瀬が行動に出たと言う事は、美鳥も覚悟を決めないといけない訳で。…本音を言うとさぁ、切り札出すのが早すぎ!てな印象なんよね(^_^;)。まだそれだけ足場固まってないよ?てゆーか…

 原作では序盤のエピソード、と書いた通り、アニメの展開にしても、本当のクライマックスは迎えないまま、全13話を終了する可能性は大いにあったし、故に前回の記事で「着地点が見えた感じ」なんて書いた訳だけど。綾瀬がコクってしまった以上、原作と同じ展開で終わったとしても、意味が違ってくるなぁ。余分なエピソードも結構あったこのアニメシリーズ、色んな点が熟成されてないままに迎えちゃうクライマックス。最終回見ないとなんとも言えないけど…シリーズ構成の甘さが惜しい作品(^_^;)てな事になる予感(^_^;)。とりあえず最終回、楽しみであるよ(^_^;)

 ちなみに。原作の方もアニメの展開と呼応する様に(^_^;)、綾瀬がコクりました。アニメ、原作、それぞれ告白場面のシチュエーションや演出などは別物で、双方に見応えがありました。違うと言えば、切り札的な重さ、でしょうか。さすがにこれを1クールアニメに求めては酷な話だが、積み重ねって大事だね。無駄なエピソードを重ねてもOKだった原作は、非常に有利だった訳だけど(^_^;)。しかし、散々切り札切り札と書いたワシですが、これで原作も終了にならなかったら今日書いた文章が全部意味無くなるかもなぁ(笑)。(ただ、本作のタイトルはあくまで『美鳥の日々』であって『右手の日々』では無い、と言う所に作品続行の道もあったりするあたり、嫌な予感もする(^_^;)。しかしそうなった場合、作品の売りを何処に移動するかが大問題だろうけど)

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